丸島ゼミ第4回<攻めの出願戦略・守りの出願戦略 January 24, 2007
January 24, 2007
昨日の丸島ゼミ(日本弁理士会、知財ビジネスアカデミー)では、攻めの出願戦略・守りの出願戦略ということを議論。
丸島先生の観点は、事業からみて・・・という視点。特許からみてではない。事業のコアを守り、事業の継続性を担保するための出願戦略が守り。ライセンスアウトなどに利用して事業の弱い点を補完する等に利用するのが攻め。あくまでも事業が優先であり、特許が先ではない。
ゼミ修了後は、居酒屋で丸島先生を囲んでの、課外授業が続く。知財ブームで、事業と離れた砂上の楼閣のような知財を振り回して、金員を稼ぐという観点の知財戦略が横行することを憂う。また、標準化による中国市場での日本の敗北を最悪のシナリオとして憂う。しかし、これら憂いは、真の知財戦略を組むことで払拭できることも明かである。ここに知財人のやり甲斐がある。開発現場・実務現場を理解した真の知財人を育成することこそ急務である。
知財ビジネスアカデミーはおもしろいですよ。